メールサーバーとWebサーバー

弊所のサーバー構成を備忘録的に記載しておきます。何かの参考になれば幸いです。

弊所では、グループウェアとしてOffice 365を契約しています。このグループウェアには、Word等のOfficeソフトだけでなく、メールサーバーも含まれているので、弊所の電子メールはこれを利用しています。ただし、Office 365にはWebサーバーが含まれていません。

一方、wpXクラウドは、WordPressに特化したWebサーバーを提供してくれますが、メールサーバーが含まれていません。

つまり、Office 365とwpXクラウドは補完的であり、弊所ではこの2つの組み合わせを採用しています。

ここで問題となるのは、独自ドメインでの運用です。弊所は独自ドメインderive-ip.comを取得しており、外形的には1つのサーバーであるかのように運用したいわけです。

これを実現するには、www.derive-ip.comに対するアクセスは、wpXクラウドのWebサーバーへルーティングし、@derive-ip.com宛ての電子メールはOffice 365のメールサーバーへルーティングするという割り振りが必要です。

上記のような割り振りはDNSレコードを書き換えることによって実現可能です。そもそも、オンプレミス環境でメールサーバーとwebサーバーを運用する場合であっても、サーバーを物理的に分けることは通常想定される運用であり、インターネットプロトコルはそのための仕組みも備えています。

どこのDNSサーバーでレコードを書き換えるかですが、弊所の場合、独自ドメインderive-ip.comを管理しているお名前.comのDNSサーバーでレコードを書き換えています。書き換えるレコードの詳細については省略しますが、一般にMXレコードとCNAMEレコードまたはAレコードを書き換えることになるでしょう。これらはサーバーの組み合わせや環境に依存する問題です。Office 365のフル機能を実現するためにはSRVレコードも書き換える必要もあるようです。

上記のサーバーの分離の問題は、Office 365とwpXクラウドに限らず一般に成り立ちます。起業(開業)時にどのようなIT環境を選択するかは重要な問題ですが、必要な機能を別々に組み合わせるという選択肢もあることを覚えておくことは有益です。たとえ自分でDNSレコードを書き換えることができなくても。